都倉 亮 あいさつ

作家・社団法人スウェーデン社会研究所理事
1953年東京都生まれ。
1976年慶応義塾大学経済学部卒業。同年、三井物産入社。
1988年、くも膜下出血を患い、手術後、静養に入る。
1989年三井物産を退職し、都倉インターナショナルを設立し、ヨーロッパ家具のデザイン・生産・輸入・販売を手掛け、会社を業界のリーディングカンパニーに育てる。
2008年、中咽頭がんが見つかり治療。
2010年、リーマンショックのあおりを受け、やむなく会社を清算。
2011年に左鎖骨上リンパ節に転移・再発したため、二度目の癌との闘いを体験して現在にいたる。

 私は現在59歳ですが、1988年(34歳)にくも膜下出血を患い、手術により一命を取り留めました。
そして2008年(55歳)に中咽頭がん(ステージ4)を患い、手術・抗がん剤による化学療法・放射線療法を受け、がんは一旦消失しましたが、2011年(58歳)に左鎖骨上リンパ節に転移が発見され、再び手術・化学療法・放射線療法を受けました。抗がん剤の内服を現在も継続しており、再発と闘う日々が続いています。また、2011年に左鎖骨リンパ節に転移したがんを手術した時の傷口が放射線治療の影響で塞がっていないため、現在も毎日傷口を洗浄して包帯を替えなければなりません。さらに、がんという病は心身の苦痛のみならず、社会的・経済的な苦痛をももたらしました。2008年の入院中にリーマンショックが起こり、21年間誠心誠意、人生を懸けて経営してきた北欧家具のデザイン・輸入の会社をやむなく2010年5月に清算することになりました。

 現在、日本では年間3万人以上の人が自殺で死亡しており、その主たる原因は健康と経済的な理由です。私はその両方を自ら体験しており、「生きる希望を失う」ということがいかに人間の心身に大きな影響を及ぼすかということを身にしみて理解できるだけに、決して他人事とは思えないのです。
自分自身の体験を一人でも多くの人に語ることにより、様々な理由で希望を失っている方々が再び希望を手にすることのお手伝いをする、それが残された私のいのちの使命であると思っております。

 私がこの使命を全うさせていただくためには、みなさまのご支援が必要です。
ぜひともご協力頂けますよう、よろしくお願いいたします。

2013年 3月